阿佐谷名物「七夕まつり」がはじまります

 「阿佐谷七夕まつり」の季節がやってきました。昭和29年(1954年)より年に一度開催され、今年で第68回となります。

 街全体が賑やかになるこの季節が、弊社にとって一番忙しい時期というのは非常に有難いことです。一番長いお付き合いになるのは、南阿佐谷すずらん商店街。2015年にシェアハウス「マルコせいさく所」を構えた当初から、七夕まつり開催中のゴミ拾いのお手伝いをしており、毎年続けております。

 70万人もの人が訪れる一大イベントだけあって、ものすごい量のゴミが出ます。商店街内に置かれたゴミ箱を台車を引いて見て回り、ゴミ回収しては袋を取り替える作業を繰り返します。端まで回ったら、一番最初に見たゴミ箱がもう一杯という状態です。

もっとも過酷な地域活動だった

 そんなゴミ拾いを商店街の理事長と手分けをして行っていましたが、年々増す暑さの下、一日9時間×6日間行うのは、さすがに骨が折れました。地域活動史上もっとも過酷で考えさせられるものがありました。

 そこで、一人当たりの時間を短く区切りつつ、また、夏休み期間中のボランティア活動を必要とする大学生たちの需要がうまく合致し、昨年は60名、そして今年は70名近くのボランティア(有償)さんに集まってもらい、お祭りを支えます。

 そして、七夕まつりに欠かすことができないのは「はりぼて」です。制作をお手伝いさせていただく場所は年々増し、今年は3つの商店街でつくっています。

「はりぼて」は今年は3箇所で

 モノにもよりますが全長2mほどになる「はりぼて」をつくる作業は、正直少し大変です。まちの困りごとに応える一心で文化に貢献し続けていますが、やってみると、普段なかなか会えない人や用事を作りにくい関係性の人に来てもらえたりして、とても貴重な機会となっています。

 もしかしたら、飲み会がそれに近い感じもしますが、なんだかその感覚も、生活様式や社会の変化により少し前の社会のようにも思います。「お酒」ではなく、「文化」が人と人をつなぐハブとして、回帰しているような感覚があります。

 今年は特に拡がっていて、普段の地域活動の仲間に加え、フォトグラファーやイラストレーターといったクリエイターや、芸能事務所に所属する放送作家、プロのアナウンサーなど様々な業種の方々に集っていただいています。

 阿佐谷七夕まつりは、8月7日(水)から 8月12日(月)まで開催。ぜひ、阿佐谷の文化を体感しにきてみてください。


Index ネイバーズグッド《2024年8月号》
Topicks
阿佐谷ジャズストリート サマーコンサート 実施しました!
阿佐谷名物「七夕まつり」がはじまります
災害に備えたまちづくり「青空地域食堂(仮)」企画中

月間インフォメーション
今月のネイバーズ募集
デザインワークス
今後のスケジュール

あとがき(代表コラム)
相反する「わかりやすさ」と「ソーシャルインパクト」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!