災害に備えたまちづくり「青空地域食堂(仮)」企画中

 今号の8月号は防災関連のトピックが続きますが、「青空地域食堂(仮)」という防災関連のイベントを杉並区地域包括支援センター ケア24成田さんを中心に成二町会さんと一緒に企画を進めています。

 7月6日(日)にコミュニティふらっと成田にて実施したキックオフミーティングでは、成田近隣の小学校のPTA、学校関係者、ママさん、民生委員、町会、大学教授、地域活動団体などさまざまな立場の方々が集まり、地域の防災についてアイデアや疑問、意見交換を行いました。

 主催となるケア24成田さんの大きな目的としては「高齢期の孤立の解決」があり、その目的の解決に向け、防災をテーマに多世代が集まれる場とそのキッカケをつくっていく必要があります。

 キックオフミーティングの場でも一つの議論となりましたが、幅広く集客するためにイベントとして「楽しさ」を打ち出すか、はたまた来るべき災害に向け、もっと危機感を持ち、本格的な内容とさせるべきか。今回の「青空地域食堂(仮)」に限らず、そのバランスが非常に難しいところです。

 昨年、防災士という資格を取ってみて実感するところではありますが、防災は、均一化が難しい分野だと感じます。対策は地域によって全くもって異なります。ある地域では、日々防災訓練をしていたものの、地震を想定していたために起こってしまった水害においてたくさんの命を落としてしまったケースもあったりします。起こる災害とその地形によって、避難すべき場所も同じ地域でも異なります。

 専門家の意見ももちろんとても大切ですが、地域のことはやはりその地域に住む人たちが一番よく知っています。災害イメージした際の疑問点も具体的です。そういった意味で、今回のキックオフミーティングはとても有意義で、災害にあたって地域で知るべきことを洗い出していくそのプロセスが「高齢期の孤立の解決」にもつながっていくのではないか、というヒントにもなりました。

 イベントの開催は10月予定。防災関係者の協力も得たいと考えておりますので、ご興味がある方はご連絡ください。


Index ネイバーズグッド《2024年8月号》
Topicks
阿佐谷ジャズストリート サマーコンサート 実施しました!
阿佐谷名物「七夕まつり」がはじまります
災害に備えたまちづくり「青空地域食堂(仮)」企画中

月間インフォメーション
今月のネイバーズ募集
デザインワークス
今後のスケジュール

あとがき(代表コラム)
相反する「わかりやすさ」と「ソーシャルインパクト」

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