去ること10月13日(日)には、杉並区の成田西1丁目にあるはら公園にて、「震災に備えてつながるカフェ」を実施しました。
本イベントは地域包括センター ケア24成田と成二町会とが防災の意識を高め、それをきっかけに地域のつながりをつくりたい、というアイデアにより実施されたイベントです。
ネイバーズグッドで企画コーディネートに入らせていただき、成田エリアに住む民生委員さん、杉二すぎサポ(旧PTA)さん、成田西3丁目 まちづくりの会さん、そして防災士の資格の立ち上げに関わられた千葉科学大学教授などの地域のみなさんの声を聞き、ボトムアップ型で企画させていただき、実施に至ることができました。
同じ地域といえど、家族世帯の方や単身者、若い世代など、当然さまざまな属性があります。一口に防災と言ってもその関心はさまざま。全てを対象にしてしまうとなんのイベントなのかがまるでわからなくなってしまいます。たくさんのアイデアが挙がりましたが、地域の課題を整理し、段階を踏んでターゲットを拡げていく方向でまとめていきました。
第一回目となる今回においては、6、70代の比較的元気な高齢者をメインターゲットに見据え、在宅避難を想定した知識を共有し、食でつながることを目的としました。
巷で実施されている地域の防災訓練は、震災が起こった際の震災救援所での訓練が主となります。給水タンクや井戸、マンホールトイレや簡易トイレの使い方、備蓄品の場所や量の確認…といったところです。しかしながら、震災救援所というのは、収容人数が限られ、近隣のすべての人を受け入れるわけではありません。自宅が無事であれば、基本的には在宅避難が都内の自治体では推奨されています。
そういった背景もあり、本イベントでは在宅避難を想定した知識の共有を行いました。非常食であるアルファ米を一緒につくって試食したり、お皿やスリッパを新聞紙でつくるワークショップ、そして推奨されている3日分の備蓄品の実際の量を体感してもらうための展示等を行いました。
中でも高い関心を得たのが、断水時のトイレ対策。防災士であり、日頃防災活動を共にする先輩、山城氏にお越しいただき、和やかな空気ながらも、とても実践的な内容でレクチャーをしていただきました。
初めての開催ということで、30名の来場者数を目標に準備をしましたが、蓋を開けてみると66名もの方々にお越しいただくことができました。防災について関心の高い、成二町会会長と共に学ぶ勉強会など、充実の内容を提供することができました。ご来場いただきましたみなさま、ご協力いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
Index ネイバーズグッド《2024年11月号》
Topicks開催迫る!すぎなみ みんなの大運動会
震災に備えてつながるカフェ 実施しました!
30年目の阿佐谷ジャズストリート
月間インフォメーション
今月のネイバーズ募集
デザインワークス
今後のスケジュール
あとがき(代表コラム)
「好き」を仕事にすることと担い手不足