Webラジオ「こんな”いき方”あったんだ!」Vol.1 ダイジェスト

同じ街に暮らしていても、見えている景色は人によって全く違うかもしれません。この番組は、障害当事者や障害者に関わる仕事をしている人をパーソナリティに迎え、リスナーから届く素朴な疑問にフラットに答えていく音声番組です。自分とは違う毎日を生きてきた人の話を聞くうちに、知らなかった世界や、自分自身の生き方のヒントが見えてくるかもしれません。今回は、記念すべき第1回の放送内容をダイジェストでお届けします!

Webラジオ「こんな"いき方"あったんだ!」Vol.1ダイジェスト紙面
紙面(ダイジェスト)

福祉の仕事に関わるようになったきっかけ

村上 私は最初は都市整備部というところで、コミュニティバス「すぎ丸」の運行管理などの仕事に関わっていました。その後は危機管理対策課、保健所での勤務を経て、現在の障害者施設支援課に異動になりました。ここでの勤務は3年目になります。

木津 様々な部署を渡り歩いてこられたんですね。今の部署に来られたときはどうでしたか?

村上 最初は「就労継続支援B型」とか「生活介護」といった障害福祉の用語が全く分からず、周囲の言葉が何を指しているのか理解できない状態からのスタートだったんです。それでも、周りの職員や民間施設の皆さんに本当に温かく助けられながら、少しずつ知識を深めていくことができました。今では、自分の関わった仕事が直接目に見える形になることに、大きな面白さとやりがいを実感しています。

木津 そうなんですね。私の方は、「骨形成不全症」という障害を持って生まれ、これからの人生で色々な人と関わっていくためにという親の方針もあって、車椅子だけど地域の一般的な学校へ通いました。周りのみんなが椅子に座っている中、自分だけが車椅子に座っているという環境でしたね。その後、色々と紆余曲折があったのですが、闘病期間を経て「子供たちへの福祉教育をやりたい」という想いを持つようになり、区役所に飛び込んだのが、現在の活動の原点になります。現在は地域団体「フラット」を立ち上げ、障害当事者と地域の人々を繋ぐための活動を精力的に続けています。

村上 そんな活動をされている中で、この番組でぜひ伝えたいことはありますか?

木津 今は多様性がすごく尊重される時代で、それ自体は素晴らしいことなのですが、選択肢が多すぎて逆に何をやったらいいか迷う人も多いと思うんです。そんな方に、普段接する機会のない人、例えば私たちのような障害当事者の視点を聞いてもらって、少しでもそれが生き方のヒントにしてもらえたらいいなと思います。

人混み嫌いの二人と、車椅子マラソンの思い出

村上 今回の収録はちょうど連休明けのタイミングですが、木津さんはゴールデンウィークをどのように過ごされていましたか?

木津 私はとにかく人混みが苦手で、お店の行列にも並びたくないタイプなんです(笑)。

村上 実は私も、まったく同じです(笑)!

木津 そうなんですね!そんなインドア派の私が、今回の連休中に唯一出かけたのが、練馬区の光が丘公園でした。ここは子供の頃、母親に連れられて車椅子マラソンの練習に何度も通った場所なんです。

村上 車椅子マラソンですか!相当手が疲れそうですね。

木津 実は手だけで車輪を回すわけではなく、頭をガッと下げて上半身の体重を移動させながら、全身の力を使って車輪を押し出すんです。当時は大会への出場を想定して、1周約2キロの過酷なジョギングコースを2周走る練習を重ねていました。息が切れるほど大変な練習でしたが、そのあとに売店で買ってもらった、焼き立てのメロンパンや冷たいアイスクリームの味は、今でも忘れられない最高のご褒美として心に残っています。

新社会人、そして一歩を踏み出す人へのメッセージ

木津 今の時期、新しい環境が始まって心が少ししんどくなっていたり、五月病のような状態になったりしている新社会人や若い方も多いと思います。私の20代前半を振り返ると、本当に就職活動で苦労しました。自己分析がとにかく苦手で、就職先で自分がどう活躍できるのか、なかなかイメージしにくかったです。8時間働くこと自体が体力的にもきつく、お祈りメールを受け取ることが多かったです。そんな経験があるからこそ伝えたいのは、最初の就職で完璧な選択をしようと、焦って「1発決め」を狙わなくてもいいということです。まずは気負わずに色々な世界へと飛び込んで挑戦してみて、実際に動くなかで、自分の本当の向き不向きややりたいことを見つけていけばいいのではないでしょうか。

村上 本当にその通りですね、私も深く共感します。私が就職活動をしていた平成24年頃は、東日本大震災の翌年で大変な状況でした。私自身も最初から公務員を強く意識していたわけではなく、漠然と「社会貢献ができる仕事がしたい」という軸で探す中で、たまたま最初に採用ホームページで目にしたのが杉並区だったという、偶然の縁からスタートしています。

ですから、まずは試しにやってみる、あるいは色々な人の話を聞いてみることが何より大切だと感じます。何歳になったとしても「これがやってみたい」と思う新鮮な気持ちを原動力に、まずは恐れずに一歩を踏み出してほしいなと思います。

全編はWebラジオにて!

この番組は全12回を予定しています。「若い人たちにも障害福祉の仕事の魅力を知ってもらい、もっと身近に感じてもらいたい」という、パーソナリティの共通の想いからこのプロジェクトはスタートしました。最初は手探りの会話から始まった二人ですが、回を重ねるごとに仲が深まっていく様子や、今後登場する予定のゲストとのトークも、ぜひ楽しみに聴いてみてください。

紙面(PDF)はこちら(杉並区公式サイト)

配信・発行:杉並区保健福祉部障害者施設支援課
企画・制作:ネイバーズグッド株式会社

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