ネイバーズグッド《2026年3月》人のつながりと「社会教育」 ほか

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 こんにちは、ネイバーズグッドです。「デザインの力で地域をもっとおもしろく!」をモットーに、地域が抱えるさまざまな課題を解決する活動を行っているデザインの会社です。

 私たちの日々の活動をこのWebマガジンというカタチでまとめ、毎月1日に発行しています。

 最近はもっぱらAIにハマってしまってます。寝る時間も惜しまずAIとあれやこれやと対話して試行錯誤。LINE秘書をはじめ、あったらいいなと思うツールがどんどん開発でき、プログラミングの敷居がグッと下がり、これからはアプリがパーソナル化されていくのだろうなと感じています。

 こういった発信もAIによって効率化できないかと色々と試していますが、サイト構造の制作自体の効率化はできても、感じていることの言語化はさすがにまだまだ置き換えることができないことを実感します。

 言葉にならない感動をどれだけインプットし、そして与えられる人材になるか。そんな価値が一層高まっていくように感じます。身近にある「なんかいいな」と思える小さな出来事に敏感となり、そこに尊さを感じられることが大切のように思います。

 AIによって安価で早く、想像以上のレベルで生成できるようになってきていますが、それはあくまで表面上の話。「それを以って何を伝えるか」は、やはり人間の仕事になります。作業はプロンプト化されても、創造は人の感性に宿るように思います。

 個人的にはエンタメビジネスと化してしまっている映画がまた総合芸術に回帰し、言葉にならない人間の模様描写やアイロニーに富んだ面白い作品が増えることを期待します。

 先日の日経新聞に掲載されていた春秋が心に残ったので、引用させてもらいます。

今から60年近く前、ある海外SF映画が日本で公開された。鑑賞した高校の国語教師はこう感じたそうだ。「こんなわけのわからない退屈な映画がヒットするはずがない。ダラダラと長すぎる」。映画の題は「2001年宇宙の旅」。今は傑作との評価が定着している。

▼この教師の教え子で、レトロ文化に詳しい初見健一さんが著書「昭和こどもゴールデン映画劇場」で紹介する思い出話だ。宇宙飛行士らと宇宙船を制御する人工知能(AI)との暗闘、当時は存在しないタブレット端末の登場など、未来への予見性と考察の深さは誰もが認めるところ。「退屈」なのは冒頭数十分だろうか。

▼人類の祖先で、まだ猿に近い生き物が食料を求めて延々と争っている。言語はまだないから交渉もせず力と数だけがものをいう。ある日その一人が、恐竜らしきものの骨が殴るための武器に使えることに気づく。道具の発見だ。骨が宇宙船に姿を変えても、人と武器や道具の関係は同じでは。映画はそんな問題を提起する。

▼定期的に見返す時は早送りで飛ばす対象だった冒頭の猿の場面だが、最近は何となく見入ってしまう。進歩の危うさに挑む未来の話より、力と数を頼み、こん棒を振り回す猿の方が今の我々に近いからか。道具や言葉で壊したり殺したりに邁進(まいしん)する人類。いたずらに悲観したくはないが、楽観できる材料の乏しさがつらい。

日本経済新聞 春秋 2026年3月19日

それでは、3月号です。大変お待たせいたしました。


Index ネイバーズグッド《2026年3月号》
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