「想いを持った人のまちへの貢献が疲弊とならないようにするために何かいい方法はないものか」
そんな気持ちがネイバーズグッドの起点であり、社名の由来でもあります。
創業前。商店会に頼りにされ、さまざまなサポートをされていた方より「もう、疲れた…」と、つい漏れてきた言葉に返す言葉が見つからなかった当時の自分をよく覚えています。
なぜ、疲弊してしまうか。
やはり基本的にはボランティア(無償奉仕)である、ということは言うまでもない大きな要因ではあります。
しかしながら、まちという共同体からお金をいただくことは、さまざまな価値観を持つ幅広い方々からの「納得」が必要であり、誰かの一存では決めることはできません。また、そもそも貢献する側もお金のためにやっている訳ではないため、お金が支払われれば解決となるか、といえばそうではないのがまた難しいところです。
「お金」が発生した途端、自ずと主従関係が生まれ、責任を求めてしまいます。酷いと下請け扱いをさせられてしまう。疲弊しない社会貢献の解を「お金」とし、試行錯誤してきた中でそんなことも起こり得てしまうことも知りました。「お金」に見合った期待に応えることと、まちへの貢献心は交わりにくいようです。
ネイバーズグッドは営利企業として「仕事」として地域課題解決に取り組み、「お金」に見合った(もしくはそれ以上の)期待に応えることに重点を置くことで持続的な取り組みにつなげています。しかし、それはあくまで弊社とまちとの関係であり、当初抱いた根本的なミッションにおいての解ではないことに気が付かされます。
現在、まちの文化の継承にあたって次なる世代の方々と話し合う機会を持つことができています。その席で、ふと「なぜボランティアをやっているのですか?」と、問いました。
その回答から、起業前にボランティアとしてまちに貢献していた当時の初心に返らされました。かつての自分もボランティア(無償奉仕)であることについては、特段不満があったわけではありませんでした。安定した本業を持っていたからです。
求めていたのは、普段の生活では得ることのできないつながりであり、立場や世代を超え、「個人」としての人との付き合い。そこに「自分に返る感覚」があり、それが大切だったんだと、今の立場になって気が付くことができました。
そんな気付きを得ると、「仕事化」させた活動の忙しさにかまけて、イベントの実施から3ヶ月も経ってから打ち上げを行っていた現状が、本来向き合うべきミッションから乖離していることにも気付かされました。昔の自分がボランティア活動において最も大切にしていたことを、いつの間にかおざなりにしてしまっていたのです。
しかし、ひとえに地域貢献といえども課題解決の方法は高度化もしています。仕事としてまちを支える関係も必要ですが、それが全てではありません。
「まちに関わりたい」というそれぞれの動機を理解し、それぞれにあった対価設計を意識すること。それがこれからのまちづくりの関わりしろづくりにおける大切なことかもしれません。
とにかく、「打ち合わせはその日のうちに!」が今年の目標!




Index ネイバーズグッド《2026年2月号》
Topicks
「ボランティア」の原点に立ち返る
人間国宝を阿佐谷で「第九回阿佐谷薪能」5月に開催
広告代理業への航路へ
月間インフォメーション
今月のネイバーズ募集
デザインワークス
今後のスケジュール
まちづくりニュースピックス NEW
あとがき(代表コラム)
「健常」という「障害」

