2026年6月14日より「すぎなみU30ミーティング2026」がスタートしました。杉並区社会教育センターが主催する本プロジェクトに、代表の柴田が初年度から企画・コーディネートとして携わり、今年で5年目を迎えます。区内在住・在勤・在学の30歳以下を対象に、毎年プロジェクトメンバーを募集し、全8回のプログラムを通じて一つのプロジェクトをつくり上げていく取り組みです。今年度のプロジェクトメンバーは37名。初年度16名、2年目・3年目は26名と回を重ねてきた参加者数は、今年度ついに過去最高を更新しました。


マーケティングの仕事をされている方、かねてよりまちづくりに関わられている方、帰国子女、お笑い芸人さん。今年も実に多彩な顔ぶれが揃いました。30歳以下ということは、コロナ禍に学生時代や新社会人としての日々を過ごしてきた世代です。人と出会うこと、つながること自体に自粛ムードが漂っていた時期に、本来であれば最も多くの人間関係を築くはずだった数年間を過ごしてきた人たちでもあります。
ほとんどが初めまして同士から始まるU30ミーティング。しかし、1回目早々に出会える嬉しさに満たされているような印象を受けます。同世代ならではの空気感もあってか、意気投合するのがとても早い。壁をつくらず、自然と会話が弾み、あっという間にチームの空気ができあがっていく。このプロジェクトに関わらせていただいて毎年感じることですが、今年はとりわけその傾向が強いように思います。



外にベクトルが向いている世代
U30世代に限らず、さまざまな世代を対象にしたワークショップに携わらせていただいていますが、U30と比較して初めて気がついたことがあります。他の世代は、どちらかといえば内にベクトルが向いている。社会に自分を知ってもらう喜び、自分の存在や活動を認めてもらうことに充足を感じる傾向があるように見えます。一方でU30の世代は、外にベクトルが向いている。自分を発信することよりも、人と出会い、つながること自体に価値を見出しているように感じます。
どちらが良い悪いという話ではありません。人口が多い社会においては、たくさんの人の中から自分を見つけてもらう必要があり、内向きのベクトルが自然と働くのかもしれません。一方で、人口減少の中で育ってきた世代にとっては、そもそも出会いの絶対数が少ない。加えてコロナ禍がその機会をさらに奪った。だからこそ、つながりそのものに対する渇望があるのではないか。そう感じさせられる場面が、このプロジェクトにはあります。
プロジェクトメンバーからコーディネーターへ
今年度のもう一つの大きな変化は、過去のプロジェクトメンバー3名がコーディネーターとして参加していることです。かつて自らがメンバーとして経験し、仲間とともにプロジェクトをつくり上げてきた人たちが、今度はリードする側として新メンバーに還元していく。この循環は、U30の面々による自走化への大切な一歩です。
杉並区の教育委員会の教育方針に基づき、社会教育のあり方は今後も変化していきますが、プロジェクトを経験した若者たちが次の世代を導く体制が生まれたことは、このプロジェクトが単年度のイベントではなく、人を育て、人がつないでいく持続的な仕組みへと育ちつつあることを意味しています。

「みんなの大運動会」、今年もつくります
今年度のプロジェクトも、昨年に引き続き「すぎなみ みんなの大運動会」の企画・運営に取り組みます。これまでの経緯や大運動会の詳細については、過去の記事をぜひご覧ください。
本番の運動会は、老若男女、障害の有無、国籍も問わず、興味を持ってくれた「みんな」が参加できる運動会です。とりわけ今年は、日本語よりも英語の方が得意というメンバーが2、3名おり、よりインターナショナルな運動会にもしていきたいと考えています。地域に暮らす外国人の方々にとっても、スポーツを通じた交流は言葉の壁を越えやすい接点になるはずです。
U30のメンバーが一からつくり上げる運動会をキッカケに、地域のさまざまな方との交流を楽しみにきてください。全8回のプログラムを経て、11月の本番に向けてプロジェクトは動き出しています。

Index ネイバーズグッド《2026年7月号》
Topicks
「すぎなみU30ミーティング2026」スタート! 37名の過去最高の人数が集結
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